虫歯治療・無痛治療

当院の虫歯治療

虫歯の進行『なるべく削らない』そして『なるべく再発させない』。

そのために質の高い治療を一度虫歯治療したのに、また同じ歯が虫歯になったことはありませんか?
これは決して珍しいことではなく、虫歯は再発リスクの極めて高い病気です。
では繰り返し虫歯になるとどうなってしまうのでしょうか?

一度でも歯を削ってしまい、さらにそこから虫歯になると、さらに大きく歯を削らざるをえません。これを繰り返すと、やがては神経まで虫歯が進行し、最後に抜歯へといたります。

これはRepeated restoration cycleと言われ、繰り返しの修復(虫歯治療)が歯に重大なダメージを与えることを意味しています。

この抜歯へのサイクルを確実に止めるためには、『なるべく削らない』そして『なるべく再発させない』虫歯治療が必須です。

当院の虫歯治療

そこで当院では、確実な治療を行うために当院では世界標準のラバーダム防湿を使った無菌的、精密虫歯治療を行っております。
これにより大幅に術後の痛みや合併症を低減し、Repeated restoration cycleを止め、歯の寿命を伸ばすことが可能となります。
海外では当たり前に使用されるこのラバーダムですが、実は現在でも日本国内での導入率は極めて低いと言わざるをえません。
当院院長は、2012年よりいち早くこのラバーダム防湿を使った精密虫歯治療を行なっております。
『昔から何度も虫歯になって困っている』、『一度治療したところがまた虫歯になった』、そんなお悩みをお持ちの方は是非一度ご相談ください。
(※当院での虫歯治療のためのラバーダム防湿は原則自費診療に限ります。)

無痛治療

無痛治療

福岡天神ささだ歯科では、痛みに敏感な患者様の麻酔時の痛みに配慮し、出来るだけ痛みのない麻酔を心掛けています。

麻酔をする時の針のチクッとした痛みを感じた事があると思います。この痛みが嫌で歯科に通うことをやめてしまった人もたくさんいらっしゃると思います。
歯ぐきに特別な表面麻酔をしっかりと塗り、極細の針を使用することで痛みを最大限少なくする事が可能です。

また、麻酔薬の注入中の痛みを軽減するために電動注射器を導入しております。『非常にゆっくりと』麻酔することで注射中の痛みを限りなく無くすことが可能です。

特に患者様が不安や恐怖に感じることとして、『どんな治療をされているのか分からない』といった事が挙げられます。当院では少しでも不安や恐怖を取り除くため、分かりやすいシミュレーション動画ソフトを使用して、できるだけ丁寧なご説明を行います。『どんな治療をされているか』をご理解いただき、納得した治療を受けていただく事で恐怖心を和らげる事ができます。

それでもどうしても治療が怖い、という患者様は事前にお伝えください。当院のスタッフが皆様の心に寄り添い、患者様一人一人にあった最善の対応をご提案いたします。

虫歯の進行と治療法

CO

虫歯の進行状況 症状 治療法
CO
初期段階。エナメル質の表層のみが溶け始めた状態。まだ内部に虫歯菌は侵入していない状態。
特に自覚症状はなし ブラッシングやフッ素塗布をすることで溶けた部分を元に戻すことを目指します。

C1

虫歯の進行状況 症状 治療法
C1
エナメル質にのみ虫歯が発生した状態
特に自覚症状はなし 虫歯のリスク判定を行い、必要であれば虫歯を削ってレジン(歯科用プラスチック)を詰めます。

C2

虫歯の進行状況 症状 治療法
C2
エナメル質内部の象牙質にまで虫歯が到達した状態。
冷たいものにときどき痛みを感じる 虫歯部分を削ったのち、虫歯の大きさによってレジン(歯科用プラスチック)あるいはインレー(金属やセラミックの詰め物)で治療します。

C3

虫歯の進行状況 症状 治療法
C3
虫歯が象牙質内部の神経まで進行した状態
冷たいものだけでなく、熱いものにも痛みを感じたり、時にはなにもしていなくてもズキズキとした痛みを感じる。 早急に神経を取る治療(根管治療)が必要。神経を取った歯の強度は低下してしまうため、根管治療の後にクラウン(金属あるいはセラミック)を被せる必要があります。

C4

虫歯の進行状況 症状 治療法
C4
歯の大部分がなくなり、歯の根の部分だけになってしまった状態
多くの場合、神経が死んでしまっているために痛みは感じないが、まれに根の先に膿がたまって激しい痛みがある 多くの場合、抜歯が必要となる。抜歯した後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどによって治療する必要があります。
当院では、C4の状態であっても条件が整えば、歯冠長延長術を行い、抜歯せずに残す治療も行っております。他の医院で抜歯と宣告された場合でもお気軽にお問い合わせください。

神経を取る治療(根管治療)とは?

神経を取る治療(根管治療)とは?神経を取った歯の強度は低下してしまうため、神経は極力残した方がいいのですが、菌が神経にまで達した場合は、どうしても取らなければいけません。
虫歯菌が神経にまで達してしまった場合、一般的に以下のような症状を伴います。

神経を取らなければ治癒しない
ケースとは

  • 何もしなくてもズキズキ痛み
  • 冷たいものが何時間もしみ続ける
  • 熱いものが強くしみる
  • 咬むと強く痛む

一旦神経が虫歯菌に侵され、このような症状が現れると自然治癒で元に戻ることはなく、このまま放置すると抜歯に至ることさえあります。そこで歯を残すために根管治療が必要となります。神経が通る管(根管)に繁殖した細菌を徹底的に取り除き、再感染が起こらないように無菌化を図ります。すみやかに根管治療を行うことで、抜歯を避ける事ができます。

当院における根管治療への
こだわりと根管治療の流れ

根管治療へのこだわり 
世界標準の治療を目指して

根管治療へのこだわり 世界標準の治療を目指して

根管治療の目的は神経が通る管(根管)に繁殖した細菌を徹底的に取り除き、細菌の再感染を防ぐことです。そのため治療中に徹底した衛生管理と細菌数の減少が何よりも重要となります。
しかし、お口の中は非常に多くの細菌が存在しているため、治療中に舌が触れたり、唾液が入ってしまうことによって根の中は術中感染を起こしてしまい、細菌数は減少するどころか増加してしまいます。
そのため当院ではラバーダムを用いた術中感染対策を行っております。これは欧米の治療では大昔から常識的に用いられているものであるものの(写真参照)、残念ながら日本では一般的ではありません。あるデータによるとアメリカのラバーダムの使用率は90%以上であるのに対し、日本ではわずか5%となっています。
当院院長は2012年からいち早くこのラバーダム防湿を使った世界標準の根管治療を根管治療症例に行ってきた実績があります。

当院の虫歯治療

1957年のアメリカ軍艦内の歯科治療室より。当時からラバーダムを用いた根管治療が軍艦の中でさえ行われていた。

根管治療の流れ

1診断

全てのケースでレントゲン、歯科用CTを用いて画像診断を行います。しかし、それだけで歯の内部に存在する神経の診断を行うのは難しいため、冷温診断・打診(歯を叩いて違和感があるか)・根の先の部分の触診・歯の動揺度・歯周ポケット検査などを行い、正確な診断を行っております。

2ラバーダム防湿による清潔領域の確保(根管内無菌化達成のため)
    マイクロスコープによる拡大視野の確保による世界基準の治療の実践

(※ご希望の患者様に行います。)

ラバーダム防湿による清潔領域の確保(根管内無菌化達成のため)     マイクロスコープによる拡大視野の確保による世界基準の治療の実践

ラバーダム防湿による清潔領域の確保(根管内無菌化達成のため)

3ニッケルチタンファイル(※)と洗浄液を用いた細菌数の減少

細菌感染した歯をニッケルチタンファイルという機械的にかき出し、さらに根の中を殺菌作用のある薬剤を大量に用いて細菌数を減少させます。

※ニッケルチタンファイルとは

従来のものよりも非常にしなやかで作業効率に優れているため、治療回数を大幅に減らすことができます。また、従来のものに比べて歯を削る量を少なくする事ができるため、歯の寿命を伸ばすことができます。

4消毒薬(根管貼薬)

根の中に殺菌作用のある水酸化カルシウムという薬剤を入れ、仮の封をします。帰宅後に仮の封が取れてしまうと唾液が入ることで術後感染を起こし、せっかくの術中感染対策が無駄になってしまう恐れがあります。そのため患者様には治療後24時間ほどは治療した歯であまり硬いものを咬まないように、お願いしております。

5根管充填

十分に殺菌が出来た段階で、根の中に詰め物をします。この詰め物によって細菌の増殖や侵入を抑制します。

6土台(支台築造)

クラウンを支えるための土台を作ります。仮の封よりもより術後感染を起こしにくい土台をすみやかに作製します。

7クラウン作製

土台の上に、最終的なクラウン(被せ物)を作ります。被せ物と歯の間から細菌が侵入し、根の中に術後感染が起きないよう、精度のよいぴったり適合するクラウンを作製することが重要です。せっかく根管治療で細菌を殺菌しても、土台やクラウンの精度が悪いと隙間から細菌が侵入し、術後感染を引き起こすことが明らかになっています。

根管治療の成功率(海外データ)

根管治療の成功率は残念ながら100%ではありません。これは歯科医師であれば誰もが知る常識ですが、患者様へしっかりと説明されていないことが多いと感じます。
有名な海外での研究では、根管治療の成功率は初回治療(初めて根管治療を行う歯)の場合で80〜90%、再根管治療(以前根管治療が行われている歯が再感染を起こした場合)の場合で約70%(根の状態により47〜87%)とされています。
しかし、これはラバーダム防湿によって術中感染対策が施されている海外のデータであり、ラバーダム防湿がほとんど行われていない日本ではもっと低くなると考えられます。当院では限りなくやり直しのない治療を目指し、最善を尽くした根管治療を行います。

根管治療の症例

Case1

根管治療の症例・before

根管治療の症例・ラバーダム

根管治療の症例・after

治療名 根管治療(非外科的歯内療法)
治療説明 右上の大臼歯の根の先に大きな病変(レントゲンの黒い部分)が認められます(矢印部分)。
ラバーダム防湿を行い、根管治療を行いました。
術後には、もともとあった病変が完全に消失し、術前にあった痛みも消失しています。
治療回数・期間 3回・3週間(被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 術後の一時的な痛み、将来的な歯根破折
料金 保険治療(被せ物の治療は別途)あるいは自由診療(1回あたり1.5万円)
Case2

根管治療の症例・before

根管治療の症例・after

治療名 根管治療(非外科的歯内療法)
治療説明 右上の小臼歯の根の先に大きな病変(レントゲンの黒い部分)が認められます。
※レントゲンに移る棒状のものを入れて撮影しています。
ラバーダム防湿を行い、根管治療を行いました。
術後には、もともとあった大きな病変が完全に消失し、おいしくお食事をとれるようになりました。
治療回数・期間 2回・2週間(被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 術後の一時的な痛み、将来的な歯根破折
料金 保険治療(被せ物の治療は別途)あるいは自由診療(1回あたり1.5万円)
Case3

根管治療の症例・before

根管治療の症例・after

治療名 根管治療(非外科的歯内療法)
治療説明 右上の前歯の根の先に大きな病変(レントゲンの黒い部分)が認められます(赤い線の部分まで骨が溶けている)。
他院で抜歯しかないと言われたそうですがラバーダム防湿を行い、根管治療を行いました。
術後には、もともとあった病変が完全に消失し、術前にあった痛みも消失しています。
治療回数・期間 3回・3週間(経過観察期間は6ヶ月。被せ物の治療は別途)
副作用とリスク 術後の一時的な痛み、将来的な歯根破折
料金 保険治療(被せ物の治療は別途)あるいは自由診療(1回あたり1.5万円)
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